“患者様や地域住民の皆様のひだまりでありたい”という理念のもと、私たちスタッフは、患者さまとの会話や対話を大切にし、リハビリテーションに取り組んでいます。
「リハビリが辛い」と感じないように楽しい会話を心がけ、患者さまのモチベーションを少しでも高められるように…。また一方で、その方のペースに合わせ、寄り添うことを大切にしています。
気さくな雰囲気づくりやフットワークの軽さが自慢の当院リハビリテーション科。気軽に世間話などをしながら、自然体で楽しく受けていただけるリハビリテーションを目指しています。
当院では、患者さまに安心してリハビリに取り組んでいただけるよう【担当制】にしています。また、患者さまが入院して退院されるまでの間、リハビリテーションのスタッフ以外に、担当の医師や看護師、看護助手、医療相談員などの多職種のメンバーが関わり、チームでサポートをしています。
リハビリテーションを受けられ、在宅生活が可能なまでに回復が見込まれる患者さまへは、“自宅へ戻られてから何が必要か”を重視したリハビリを行います。そのためにはまず、ご自宅の環境を把握する必要があります。
専門的な知識を有する理学療法士・作業療法士・看護師らが必要に応じてご自宅の環境を確認、またはおうかがいし、その患者さま個人の能力で生活が出来ることを前提にまずは問題点を見つけ問題提起をします。
たとえば転倒を防止するため、必要な部分に手すりをつけたり、段差などの危険な箇所があればご自宅改修をお勧めさせていただく等、退院後の生活を安心して送っていただけるよう、足りないところがあればそれを充足するための解決策を考えていきます。
また、同時にご家族の方へのサポートもきめ細かく取り組んでいます。 患者さまにとってご家族の方は、誰よりも頼りになるかけがえのない存在であるのと同時に、一番の介護者です。 ご家族の方へ、介助方法などを丁寧に指導させていただくことで、患者さまご本人だけでなく介護者の方の困りごとを少しでも減らせるようにと考えています。 そうすることが、ご本人の充実した在宅生活を送れることにつながっていきます。
そうして退院後の実際の生活を見据え、退院前の合同カンファレンスを行います。 その際、当院の医療スタッフはもちろん、ケアマネジャーをはじめ、関係する介護保険サービス事業者らも一斉に集まり、患者さまとご家族の今後のために取り組んでいます。
老人ホームや介護老人保健施設などの施設へ入所される方などの場合、少しでも充実した営みを送っていただけることを目標にしたリハビリテーションを行います。
