: 2023年10月30日
10/24(火)今年度第1回目となる看護部院内研修会が開催されました。
大津赤十字病院「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」の中西幸子さんをお招きし、『排痰ケア・呼吸ケアの実践』
をテーマに講演いただきました。
「痰」は健康な状態でも常に体内で作られていますが、ウイルスや細菌など異物が入り込むと、それらと絡まり、
押し出されて体外へ排出されます。しかし、高齢になると、加齢による筋肉量の減少や呼吸器疾患よりその押し出す力が
低下するため、痰の排出を促すようなアプローチが必要となります。
今回の研修では、排痰の要素やその方法、呼吸の介助やポジショニング等についてお話いただきました。
介助方法はいくつかありますが、基本は患者さまが”自分自身で出せる”工夫をすること、また日頃の看護ケアの中で
医療者と患者さまが”一緒に”取り組んでいくことが大切であることを学びました。
当院の患者さまの中にも、排痰ケアが必要な方がいらっしゃいます。
今回の学びを日々の看護ケアに活かし、患者さまと2人3脚で頑張っていきたいと思います。