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患者様の「食べたい」気持ちに寄り添う~摂食嚥下リハビリテーションの取り組み~

: 2021年11月18日

 「食事をすること」は、普段、私たちは何気なく行っていることですよね。
しかし、患者様の中には、通常の姿勢(座った状態)で「口から食べること」が難しい方もいらっしゃいます。

当院では、そのような患者様の”食べたい”という希望に少しでも寄り添うべく、
診療部の牧先生、リハビリテーション科 言語聴覚士の髙川さんと、京都橘大学の合田先生による、「完全側臥位法(横向きの姿勢)」での嚥下(飲み込み)について、共同研究が行われました。

通常の姿勢(座った状態)では口からの食事摂取が難しい、と判断される患者様の中には、「完全側臥位法(横向きの姿勢)」を用いることにより、お楽しみ程度のお食事なら可能となる場合もあります。
今回は健常者を対象とした研究でしたが、主観的に「飲み込みにくい」と思われている横向きの姿勢と、通常の姿勢では飲み込みやすさに差がないことが証明されました。

今回の研究については当院から論文発表も行われ、牧先生、髙川さんからは
「入院患者様の”食べたい”という希望に少しでも寄り添えるよう、今回の研究で得られた知見を明日の臨床に生かします!」とのコメントをいただきました♪

当院は療養型病院として、より一層患者様のお気持ちに寄り添うことができるよう、努めてまいります。

 

 

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