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当院STが講演!~失語症の理解と意思疎通の支援~

: 2020年02月19日

2/2(日)、コラボしが21にて言語聴覚士会による「失語症の理解と意思疎通の支援」
についての講座が開催され、当院STの伊藤嘉洋さんが講師をつとめられました。

「失語症」とは、大脳の言語に関する中枢が損傷されることで、それまで自由に
使っていた「聞く」「話す」「読む」「書く」という言葉の機能が低下する症状です。
原因の90%が脳卒中で、後遺症として失語症が残存するのは年間約3万人だそうです。

しかし、困っている人は多いのに、支援する人が少ないというのが現状…。
今回は「失語症に関わる方」「失語症を知りたいと思う方」へ、初めて一般向けの
研修を企画されたそうです。

講演では、失語症の主な症状や、失語症のある方への支援の仕方、「失語症カフェ」活動の
紹介など、約1時間にわたってお話をいただきました。

失語症の方への支援において一番重要なことは、「相手の思いを知りたい」という気持ちを持つこと。
まずは対象となる方を理解し、人と会う楽しさを取り戻せるよう援助したいという姿勢を示し、
失語症という症状のみにとらわれずに「その人らしさ」に注目していくことが大切であると学びました。


(左から、ヴォーリズ記念病院ST甲斐始さん、ブリッジ訪問看護ステーションST飯島禎さん、
 BOHケアサービスセンターST井伊順平さん、当院ST伊藤嘉洋さん、市立長浜病院ST持田純至さん)


講座には50人の参加があり、その中には、失語症の方やそのご家族もいらっしゃいました。
「病院でリハビリが受けられないので、自宅でもできるようなリハビリのプログラムや課題に
ついての講座も開催してほしい」「失語症カフェにぜひ行ってみたい」など、前向きな感想が多かったです!

具体例を用いた分かりやすい講義で、「失語症」について理解が深まりました。
今後も、このような地域向けの講座によって、1人でも多くの方が「知る」きっかけになれば良いですね♪

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