: 2018年02月26日
本日は医療安全研修会を開催し、中川医師より【当院におけるインシデント事例】について講演いただきました。過去7年間の事例から、さまざまな内訳データやそこから見えた事細かな分析結果などを発表いただきました。
ひとつの事例をさまざまな分類別にデータ化し、分析することで、いろいろなことが見えてきます。
たとえば、転倒関連のインシデント報告に関しては、“積極的にインシデントを報告して対応を考える”という看護部の取組みが功を奏し、昨年度は、患者さまの転倒転落件数が7年前の約半数に減りました。入院後すぐの転倒が多かったため、転倒を繰り返す患者さまの対応や観察を密にするなどの取組みがなされ、大きな改善結果が出たということが分かりました。
このように、医療安全に関する事例報告の分析結果から、組織として確かな努力の足跡がありました。今後もしっかりと傾向や対策の分析を続け、患者さまにとって安心・安全の医療を提供できるよう、インシデント・アクシデントの改善に努めていきたいと思います。