: 2022年04月8日
3月25日(金)当院看護部にて「2021年度 看護部業績発表会」が開催されました。
「看護部業績発表会」は、日頃の各部署での業務改善や取り組みを発表し合い、その結果を皆で共有して
より良い看護・介護に活かすことを目的として行っています。
今回は、各委員会における昨年度の取り組み・結果と次年度に向けての目標報告、各病棟の看護師・介護
職より看護・介護実践についての実績発表、そして、実習指導者講習会の参加報告がありました。
まず、委員会の活動報告では、教育委員会、感染対策委員会、褥瘡対策委員会、リスクマネージ会の4部門より
報告がありました。
各病棟にて、車いす移乗やとろみ茶の試飲など「患者体験」を実施し、患者様の気持ちを実感することで、
介護の技術向上に繋げていることや、新人職員を対象とした「背抜き・足抜き体験」を実施し、褥瘡予防に
努めていることなど、様々な取り組みについて報告がありました。
※「背抜き・足抜き」について
自分で体を動かすことが難しい方は、自身で寝返りを打つことができず、ベッドに接触する皮膚の同じ部分が
長時間圧迫されることになり、それが褥瘡(床ずれ)の発生につながります。
電動ベッドを背上げした後、または背下げした後に身体をマットレスから一旦離して戻す介助である”背抜き”や、
太もも~かかとを離す介助である”足抜き”を行うことにより、圧力を解放し、褥瘡予防に努めています。
次に、看護・介護実践については、担当の患者様・ご家族との関わりの中で感じたことや、より良い入院生活を
送っていただくために実践したことについての発表がありました。
各委員会、スタッフよりさまざまな報告がありましたが、その成果を看護部全体で共有し、今後の看護・介護に活かしていきたいと思います。