摂食嚥下支援チームとは
誤嚥や疾病などにより安全に食べることが難しい患者様に対して、「食べる楽しみを少しでも味わっていただきたい」との思いで、医師・看護師、言語聴覚士等が中心となって摂食嚥下機能の回復・維持に向けた支援を行っています。
医師 | 説明と同意、嚥下内視鏡検査、嚥下造影検査 |
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看護師 | 全入院患者に入院時スクリーニング、日々の評価 |
理学療法士 作業療法士 | 摂食姿勢評価・調整、コミュニケーション能力評価 |
言語聴覚士 | 嚥下能力評価、介助方法の評価指導 |
管理栄養士 | 栄養状態評価、食事の提案 |
その他 | 検査技師、放射線技師も必要時検査 |
排泄自立支援チームとは
ご自身での排泄動作が困難な患者様に対して、看護師や理学療法士等が中心となって、少しでもご自身で排泄動作ができるよう支援を行っています。特に膀胱留置カテーテルを使用されている患者様の早期の離脱に向けた取り組みを積極的に行っています。
医師 | 下部尿路機能障害の精査 |
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薬剤師 | 排泄障害を改善するための内服薬の検討 |
看護師 | 患者様にとって必要な看護計画を立案し、円滑に実践できるよう調整 |
理学療法士 | トイレへの移動、便座への移乗、下着の着脱など一連の「トイレ動作」に向けたリハビリ計画の立案と実践 |
身体的拘束最小化チームとは
患者様の安全を守るため、やむを得ず一時的な行動制限を行うことがあります。医師や看護師、薬剤師やセラピスト等の多職種のチームが、その制限の最小化や早期の解除に向けた検討を行うとともに、行動制限を行わない看護を目指し取り組みをしています。
医師 | 患者様の全身状態を把握し、医学的な助言・提案、薬剤の処方・調整 |
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薬剤師 | 使用薬剤の把握、薬剤の変更・調整 |
理学療法士 | 日常生活動作評価、認知機能評価、生活様式の設定と調整 |
看護師 | 認知症看護の専門知識を活かし、患者様に寄り添い、安心して療養できるようサポート |
栄養サポートチームとは
栄養状態に課題のある患者様に対して、看護師や管理栄養士、薬剤師やセラピスト等の多職種が中心となって、栄養状態の評価や管理、食形態の向上やリハビリテーションを行います。患者様の栄養状態の改善により、退院後のご自宅や施設での生活の質(QOL)の維持・向上を目指しています。
医師 | 患者様の現状について問題点を見つけ、それぞれに合った栄養補給や栄養管理の方法を提示 |
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看護師 | 患者様の身体状況の確認や食事摂取量など、正確な情報をチームにアドバイス |
薬剤師 | 薬学的見地より栄養状態、処方内容の検討 特に輸液製剤、経腸栄養剤と薬剤との相互作用の検討 |
管理栄養士 | 患者様の食事摂取量や食事状況などの情報をもとに食事量や食事形態の調節 NSTの中心的役割 |
検査技師 | 生化学検査などの臨床検査情報をもとに患者様の栄養状態をモニタリングしチームにアドバイス |
作業療法士 | 食事動作についての評価や訓練、食事用具の提案・活用など |
理学療法士 | 身体測定や基本動作についての評価、栄養状態を考慮した上で筋力、持久力の向上、離床促進を目的とした訓練 |
言語聴覚士 | 嚥下機能評価・訓練、口腔ケア、嚥下機能に応じた食事形態を選択しアドバイス |