: 2018年06月20日
市立大津市民病院より認知症看護認定看護師の石原菜緒子さんをお迎えし、認知症者へのケアに関する講演をしていただきました。
当院の患者さまは高齢の方が大半で認知症の方が多いため、看護師にとって今回の講演はとても関心が高く、みな真剣に聴き入っていました。
認知症に関する知識は幅広く奥も深いため、今回は『睡眠と家族支援』の部分にフォーカスされた講演内容。認知症者に安眠してもらうための関わりと在宅で過ごせるための家族へのアプローチについて、約1時間にわたってお話いただきました。
不眠が続く認知症患者の看護は、夜間安眠していただくためのケアを行いますが、“健康な人でも夜、眠れないことはある!”…と、心にゆとりを持つと良い看護ができること。
また、認知症者とご家族が安心して在宅で過ごせるようにするには、退院支援の際に早期から多職種で支援を開始して、いろんな視点・角度からご家族のことを理解し、認知症についての正しい情報を提供すること。そういった家族へのアプローチの内容を教えていただきました。
ケアの方法だけでなく、考え方や重要な視点などを学ぶことができ、たいへん有意義な研修となりました。これからもこういった研修を通して、今後ますます増える認知症患者さまのため、職員一人ひとりがステップアップしてければと思います。
ひかり病院 広報担当