この十数年の間に、個人情報を保護するための法律やガイドラインなどが次々と策定・施行されています。

昨年5月に改正個人情報保護法が全面施行されたことに伴い、【医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイダンス】が策定・適用されました。

そのことを受け、当院も外部講師をお招きし、あらためて個人情報保護法に関する院内研修会を行いました。

2年前から始まったマイナンバー制度。医療機関の電子カルテにマイナンバーカードを活用する実験が近い将来行われることになっています。そのため、私たち医療機関の職員は、さらにしっかりとした知識を持って対応していかなければなりません。

今回の研修で、個人情報が漏洩した一般企業の事例や個人情報の基本的知識、そして最新の情報まで幅広く教えていただきました。

また、“こういう時はどうしたらいいんだろう？”といったことをQ＆A形式で考えたりして、個人情報を取り扱うポイントを学ぶことができました。

大切なのは知識を知っていれば大丈夫ということではなく、個人情報に対する意識を継続的に持ち続けていくことです。職員一人ひとりがそういった意識を持ち、安全安心・良質の医療を提供していきたいと思います。