: 2018年02月1日
当院および第一三共㈱共催による医療従事者向けのBRIDGEセミナーが開催されました。
近隣の開業医様、および当院の職員ら総勢30名以上が参加。
当院の柳橋院長が座長を務め、大津赤十字病院より2名の先生にお越しいただき、セミナーのサブタイトル【脳卒中、認知症治療の地域連携を考える】のテーマのもと、講演をしていただきました。
まずは、大津赤十字病院 神経内科副部長の三枝隆博医師より『実臨床における脳卒中患者での抗凝固療法の課題』について。きちんと飲んでいても効果が出るのが難しい抗凝固薬。扱いが難しいお薬ですが、しっかりと適正な効果の出る用法・容量を調節することがポイントであることなどをはじめ、さまざまなお話をしていただきました。
つづいて、大津赤十字病院 神経内科部長の松井大医師より『認知症の診断と治療について』。
ひと昔前と違って、最近は65歳以上でも元気な人が増えました。
今後認知症の方が増えるのは間違いないでしょう。85歳以上の4人に一人が認知症になるのではないかと言われていますが、“いかに早く診断し、治療を開始するか”ということが重要なポイント。
誰もが他人事には思えない認知症のあれこれについて、たいへん貴重なお話を講演いただきました。
悩んでいたことや分からないことを直接伺って、当院の職員もしっかり勉強させていただくことができ、たいへん有意義なセミナーとなりました。
これから迎える超高齢化社会。さまざまな角度から認知症の人のサポートをしていくためには、やはり私たち一人ひとりが、関心や知識を持つことが大切だと思います。
お忙しい中、ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。